華恋≪完≫

―――
―――――


「なんでこうなったんだろ…」


「…それを聞きたいのは俺の方なんだけど?」


ですよね―…
再び戻ってきた爽やかな香りのする部屋
そうです。兄貴の部屋にいるんですよ、鈴蘭さん。


確かあの後、ぼー…っとテレビを見て過ごしていたら


「鈴蘭ちゃんは、新の部屋で寝るんだろ?」


なんてお父様がおっしゃって。


「そうだよね。私の部屋なんて汚いから、とても人を呼べないし」


未音ちゃんにはこう言われ。
(准くんだけは騒いでた)


……今に至る、と。