華恋≪完≫


「でも、もし、これから先…」


バッチリと会う視線。
親父の瞳が、俺は苦手だ
…嘘をつけないようになるから。

「これから先、どうしても。どうしても知りたいなら…お前に、絶対必要な情報だと思ったなら、もう一度聞きなさい。言える範囲で答えよう」


「…分かった、ありがと」


リビングへ向かう背中を見て、今思う。


「親父には…いつまで経っても敵わねぇな」


と。