華恋≪完≫


―――ガチャ


「…新。帰ってたのか」


「あぁ。…おかえり」


廊下を歩いていると、親父が帰ってきたらしい。
病院には何度も行っていたが、会う事はなかったので久しぶりな感じだ。


「………」


やっぱり、親父は格好いい。
その遺伝子を、なぜ俺にくれなかったのだろうか…
周りからは、そっくりと言われるが…そんな気は全くしない。


「…なんだよ?」


「…別になんでも」


「変態か、あほ」


棒読みでこう言えば、変態だと。…ふざけんな、このやろう。