華恋≪完≫


「新ー!陸ーっ!!」

「「来たな」」

うわっ。陸とハモったし……、気持ち悪……


「二人とも、歩くの早すぎだよー!追いつけないかと思ったじゃんかっ!」


んな可愛い顔して怒っても、なんとも思わないっつーの……


「んでわ、入学式…行きますか?」

「ぅん!」

「あー…、俺はパス」

そんな面倒くさいこと、やってらんねぇーつーの。


「じゃあな~」

後方で、二人が文句言っているのが聞こえたが、無視をして。


校舎を歩きながら、どうしたものか…と考える


取り合えず、寝れる場所っていえば……?




あぁ……、図書室か。