華恋≪完≫


はぁー…。
女なんて、本当にどうでもいい


強いて言うのなら、欲求不満の相手ぐらいして貰っても結構ですが。
それ以上なんて、絶対に求められたくはない

……面倒くさいし、


「んだよー。楽しいだろ?可愛い子が学校にいたらさ」

「………」

普通の奴なら、そう思うのかも。
でも俺は、普通じゃないから……

「ってかお前、さっき受験勉強とか言ってたけど……本当にした訳?」

「……イヤ。してねぇ」

「だろ?俺もー」

良い子の皆様は、勉強ちゃんとするんだぞ?
間違っても、俺等のマネなんてしない様にな。


あれ、そういえば。
さっきからあいつの姿が見当たらないよな……


―――萩原火海里【ハギワラ ヒカリ】


幼馴染って奴で、小さい頃からよくつるんでたと思う。
しかし、火海里はどうも勉強ができなくて……

だから、白龍に受かるなんてキセキだと思ってたけど…
さっきの陸の話聞いてたら、理解したかな。←お前も失礼だろ