年下teacher-教えて?恋の仕方-





トクン―――――――――――


なんかこの距離...
落ち着かないなぁ……。


あたしの目の前には


陸の鎖骨。



いつのまにこんなに大きくなって...。




「教える前に、条件。」


「え...?」



条件って...

陸の事だから
すごくいじわるなこと...。


「昨日のあの羊のストラップ、

毎日見えるとこに付けとけ。」



「へ...?」


「あと。俺の勉強を見ること。」




それだけ?




「わ、わかった...」




了承すると、
「いい子いい子」となだめてきた。



トクン...トクン......。



頭をなでられたとき

あたしの鼓動は
心地よいリズムを叩いた。