みつけた。 「先輩...。」 赤のゼッケンを まとった先輩は 味方からボールを受け取って 敵をスッとよけて ドリブルをする。 誰も入る隙もつくらないで そのまま華麗にシュートを決めた。 「すごい...」 早すぎて 魔法を見てるみたいだった。 仲間とハイタッチをする 先輩を、あたしは 知らないうちに 姿を隠れることを忘れて 入り口の前に 立ち尽くして見ていた。 どきっ......。 やばいっ。 サッ――――――― 先輩と目があって あたしは咄嗟に扉に隠れた。