いま あたしたちは 寒い寒い 体育館の入り口に隠れています。 うーんと... あたしたち、 一体なにしてるの?―――― 「凛ちゃん?もう帰ろーよ、6時だよ?」 「何いってんの?ほら、先輩そこにいるじゃんっ。」 えっ...。 その言葉で あたしの心臓は跳び跳ねる。 体育館の入り口の隙間から そっとバスケ部を除きこんでみる。 赤いゼッケンと 青いゼッケンをまとった バスケ部の人たち。 いま練習試合してるんだぁ... あっ......。 その中で ただひとりだけ あたしの目を引き付ける人。