すると女の子は
申し訳無さそうに
あたしを見て
「この人は…誰?」
と陸に訪ねた。
「ただの幼なじみだけど。」
「ほんとに?」
「は?」
「本当はその人のこと、好きなんじゃないの?」
いまにも
泣き出しそうな声で言う女の子。
この子…
陸のこと……。
「めんどくさい。」
陸はとうとう
口にしてしまっていた。
「り、りくっ!」
あたしは陸の言葉を
阻止しようと
口をおさえようとしたものの
片腕が不自由で
身体がうまく動かせない。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…