あたしは 顔を背けたままで 振り返る気にもならなかった。 「つーかお前朝…」 「島崎くん…?」 陸の言葉を遮ったのは 陸の家の前に立っている セーラー服の女の子。 陸ははぁー…と ため息をついて あたしの腕を離さないまま 後ろを振り返った。 「…なに?」 あ。この顔。 めんどくさい顔だ。 何年も幼なじみを やっていると 表情で なにを思ってるとか、 大体のことは わかるようになってくる。