あたしの言葉を聞くなり


隣にいる凛ちゃんは
口元を抑えて

お腹を抱えて
大笑いしだした。


「…はははっ……陸くんに??」


「そうだよぉ…。」



こんな住宅街で
そんなに大笑いしたら

目立っちゃうよ凛ちゃん…。



「それで?」

「え?」

「なんで今更??朝は普通に過ごしたんでしょ?」



まぁ…そうなんだけどー…。



「朝はその、先輩がいて、なんとか…。」

「なるほどねー…」


ふむふむと
頷いてる凛ちゃんを横に


はぁぁとため息が漏れた。




気まずい…。