あたしたちは
廊下で黙りくっていた。
「なんか、すごい見られてんね。」
「…。先輩と…付き合ってること…ばれちゃったみたいで…。」
「いってなかったの?」
その言葉に
あたしは目を丸くした。
そんなあたしを見た先輩は
頬を赤く染めて
「俺…朝一でクラスの奴にいっちゃったじゃんか…。」
へっ…??
「…椎奈ちゃん……モテるから…。ごめん、なんか独占欲強いみたい、俺。」
ますます赤くなる
先輩の頬をみていたら
あたしも熱くなってきてしまった。
「モテるのは…先輩の方です…。」
「え?」
「あたしなんて全然…。」
「じゃあ、宣言しとく?」
…??

![出会いは密室で[完]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.784/img/book/genre1.png)