チャイムと同時に席に着いた。
「めずらしーね、今日遅いじゃん。」
前から凛ちゃんが
ぱっと振り向いて
あたしに話しかける。
あ…。
そういえばまだ
凛ちゃんに報告してなかったな…。
「り、凛ちゃんあのねっ…、」
「ん?」
凛ちゃんは
優しくにこっと笑って
あたしを見上げる。
うっ…。
やっぱり恋人宣言とか
恥ずかしすぎるよぉ…。
「あああ、あたしねっ、」
ガラガラガラ。
タイミング悪く
いや、良いのかな?
担任の先生が
教室に入ってきた。
「またあとでゆっくりね、椎奈。」
「…ごめんね」
あたしが先輩に
思いを伝えられたのは
凛ちゃんのおかげなんだし
ちゃんと報告しなきゃね。

![出会いは密室で[完]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.787/img/book/genre1.png)