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ん……
あっけなく
あたしの誕生日は終わりを告げて
いつも通りの朝がやってきた。
ただ
いつもと少し違うのは
「お前いっつもこんな遅くに起きてんの?遅刻じゃね?」
生意気な幼なじみが
おなじ空間にいるってこと。
慌てて手元の目覚まし時計を確認すると
短い針は、すでに
7 を指していた。
目覚まし時計なのに
全然役に立っていないのは
言うまでもないけど…。
「ち、遅刻しちゃうよー!どうしよう陸ー!」
「落ち着けって…とりあえず……着替えろ。」
そうだねっ。
あたしは陸にいわれる通り、
制服をクローゼットからだして、
スウェットを脱いだ。