年下teacher-教えて?恋の仕方-





呆けているあたしに向かって
なぜか勝ち誇ったような


そんな表情を見せる。




「これ。」


へ…??

いつのまにか
あたしの頭の上に

ポンっと
絶妙なバランスを保って
置かれていたのは


ふわふわした
白い羊のストラップ。


それを手にして
はてなを浮かべるあたしに


「お前みたいだろそれ。」


口のあたりを
手で控えめに覆って

笑いをこらえながら
陸は言った。