これはもしかして 相当まずい状況じゃ... あたしいま 絶対顔赤いし... 先輩のこと考えてたから...。 「なんかあったんだろ?」 ニヤッと口角をもちあげて 面白そうに... からかうように笑う陸を横目に 余計顔をあつくさせる。 まずいよっ、、ほんとにバレる...。 「椎奈...??」 やっぱり陸は鋭い。 すぐあたしの異変に気づいた。 その証拠に 陸の表情に笑顔はなくて、 いつになく真剣。 はぁぁぁ、もうおしまいだ...。 そう思いかけていたとき お母さんが助け船を出してくれた。