年下teacher-教えて?恋の仕方-




「今日は陸くんの大好物のオムライスよ」

「お、まぢで?うまそーっ」


あたしの大好物は
肉じゃがなのにぃー...。


ずるいな陸ばっか。


そう思いながら
渋々と指定席に座る。


「...っぷ。なにふくれてんだよ華の女子高生。」

「ばかにしないでよもーっ」

「うっせーっ、チビ、童顔っ」

「どど童顔っていわなっ...「椎奈っ。早く食べなさい。」



くーーっ...........。

なんでいつも
あたしばっかり

怒られなきゃいけないのー?!


「くぷっ...........。」


隣ではまた
吹き出しそうになっている陸。


「テレビよりお前のほーが

何倍もおもしれーよ...っ。」



カァァァ――――。


そんな陸のからかいは
いつも通りで

あたしはそれに
いつも赤面しながら

ムカついている。



いつも通りが
いつも通りじゃなくなるのは


そんな先のことではなかった。