イヌは何でも知っている

日曜日、ママはポップのママを迎える準備に大忙し

「ポップのママはモモのこと気に入ってくれるかな?
こっちがいいって言っても向こうがイヤだってこともあるでしょ?」

「それはないよ。ポップの子供産んでくれる子探してるって言ってたし文句はないだろ。
それよりケーキでも買ってきたほうがいいんじゃないか?」

パパはそわそわしながらもうれしそう


『モモ、キミのパパかなり緊張してるな』

『そう?』

『キミのママと僕のママが会うってすごいことなんだよ。ここで失敗すればすべてが水の泡。
それどころか、キミのパパかママがいなくなっちゃうことになるかも知れないんだよ』

『え?そうなの?』

『僕のママは完璧にやれる。心配なのはキミのパパだよ』