またしばらく、全員が片付けに没頭し、夕方には終わりを迎えた。


「はぁ、さすがに疲れたわ~」

山崎を筆頭に全員がまたリビングに集まって来た。


リビングのテーブルでは、紅妃が難しい顔をしながらノートパソコンを開いていた。


「紅妃、おめぇ何してんだ?」

土方が画面を覗き込むと、画面には小難しい数字やら何やら名一杯出ていた。


「ん?

あぁ、終わったか…

これは気にするな。副業だ。


じゃあ、話しがあるんだ…

とりあえず、座ってくれ」


いきなり、紅妃の真面目な話しぶりに全員が神妙な面持ちで席に着いた。


「さて…

guard&searchだが…

役職の話しだ。


悪いが、その辺は私が決めたから異論があれば言ってくれて構わない」


役職。


その一言に全員の顔が引き締まる。