side,土方・山南・沖田・山崎


「しかし、神様って本当に居るんですね!」


帰り道、総司はスキップしながら嬉しそうに言った。


「確かに、不思議ですねぇ。

だが…実際、我々の死に際に彼女に会ったのは事実ですし…

居るんでしょうね」


山南が自分の記憶と照らしあわせて発言した。


「しかし、明日から引っ越し作業か…

だりぃな…」


土方は面倒くさそうにダラダラ歩き煙草を吸う。


だが表情は、懐かしい仲間に会えた喜びに輝いていた。


そんな中、山崎はふと立ち止まる。

3人は、不思議そうに山崎を見る。


「決めた!わい、今夜からあっこに住みますわ!!」


山崎は決意の籠った言葉に3人はびっくりする。


「ほな!!わい行ってくるわ~」

爽やかな笑顔で誰も反応出来ないうちに、元観察の動きを生かし消えていた。



「「「………」」」



唖然と山崎がいた場所を見つめる。



「…



ズゥゥゥルゥゥウウイィ!!!!」

夜中の街に沖田の叫びが木霊した。