ベリっパクっモグモグ…


やっぱり甘い物は、疲れた時は最高だよ~

私は沖田総司。
只今帰宅中。

今日は休みで楽しみにした剣道の日だった。


「だけど、最悪…」


何が最悪かって…


朝から楽しみで早く行けば、土方のハゲが堂々と遅刻して。


来るまで、他の皆さんに稽古してあげたら、どんどん倒れてしまうし、


遅れてきた土方のバカヤローに、ガチで叱られて。


さらに大好きな近藤さんにもお説教されて。


罰として、片付けを一人でやるハメになった。


そしたら帰りは真夜中だし。


「踏んだり蹴ったりですよ…」

それでも、嫌になったりしないのは、あの場所だけが今の私を満たすから。


一人立ちし、社会人になったが日々を淡々と満たすだけ。


心が…


何時も満たされないと泣いて…


「甘い物さえ私を満たしてくれない。

どうしてなんでしょ?」


チョコを飲み込み寂しさに苛まれた。


手をぎゅっと握りしめ、下を向き立ち止まる。





「知りたいか?

寂しさの訳を…」