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うちには、愛する方がおった…

漠然と感じていた、その思い。

物が溢れた世界でもうちは満たされなかった。


うちは全てに絶望した。


選んだ死の先には懐かしい世界がうちを待ってたんや…


あの人がおる世界…





幕末。






うちとあの人はまだ会っとらんけど、あの人はもうすぐうちに会いに来てくれはる…



「お梅ー」

「へぇー、今行きますよって」


今はまだ、他の男で我慢しておくさかい…


今度こそ…



今度こそ…

うちが助けてみせる…




待っとってや。









芹沢はん…









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