「おめぇは、ここで少し待ってろ。

近藤さんが呼んだら、入って挨拶だ」


土方の部屋でのんびり過ごした後、ざわめき始め、どうやら飯の支度が出来たらしく、土方と2人で大広間にやってきた。

入り口で待たされると、中から近藤の声がした。

中に入ると、上座から近藤、土方、山南、幹部、平隊士が座っていた。


「御厨君、挨拶を」


近藤の隣に立ち、辺りを見渡す。


「新しく、隊士、土方副長の小姓に成ります。

御厨紅です。


以後よろしくお願いいたします」



こうして、紅妃の隊士としての生活が始まった。