それからケンは仕事を転々として
埼玉よりの東京に引っ越した



名前も聞いたことのない
誰も私を知ってる人のいない
田舎町だった




私はケンの為に
毎日お弁当、夕ごはんを作り
ケンの帰りを待った





ケンの好みの味付けにしたり
ケンが喜ぶような
奥さんになるように努力した