それは、突然の出来事だった。 「───清華(さやか)......ずっと、好きだったんだ」 ──ちゅっ...... (............え......?) 突然の、出来事だった。 神様、あの頃に時を戻して下さい。 もしあの時、私が拒まなかったら、何か変わっていましたか? あの時から、私の恋の歯車は回り始めて。 気付いた時には、もうあなたは遠い存在になっていたの。