カウントダウンの奇跡



あたしは、誰もいない真っ暗な道を、自転車を押しながら歩いていた。



まだ年が明けて一時間半しかたっていないし、車なんて走っていない。



ましてや自転車や歩行者などいない。



あたし以外、この世界に存在しないような気がする。


世界にあたし独りだけ取り残された感じ………



あたしだけ、独りぼっち………____