カウントダウンの奇跡



「龍……さよっ――――――」


いきなり、龍のキスが降ってきた。



突然離れ、龍が口を開いた。



「さよならなんて言わせない。絶対また会えるから…………」



「龍……ごめんなさい…また戻ってきてね!待ってるから!!」



「あぁ。じゃあな…奈美………」



「うん!…またね!」



あたしは笑顔で手を振った。



すると龍は、ふっと笑って笑顔でバスに乗り込んだ。