娘はそう呟くと、その足をどこかへ向けて進め始めた。 どこかへ用があるわけではない。 ただ少女はあてもなく陽炎の中を気だるそうな足取りで歩いて行く。 何を考えて歩いてるのか。 どうして歩いてるのか。 それは娘自身にも分からない。