言ノ葉戯レ



娘はジリジリと日差しが照りつける中、




その大きな桜の木に止まるたくさんの蝉たちをただ立ち止まって見上げていた。




複数の蝉の鳴き声がこの娘には五月蝿くないのか。




だが、しばらく見つめた後、小さく呟いた。




「…元気だな」