「俺の庭園」




“あぁ…”と理解する澪。




「とっても……素敵な所だと思います」




澪はさっきからずっと立っている事に今更気付いた。




澪はゆっくりとその場に腰をおろし、少し小さめの黒い庭石の上に座った。




「石の上に座るのも、中々いいものだろう?」




澪の行動を見ていたのか、小紅が言う。