「おい、海。」 「あぁ?何、有弥。」 「お前、晃先輩と別れたんだって?」 さっすが、唯衣。 完璧に情報がいきわたってる。 「うん。なによ、なんか文句ある?」 「いや、ないけどさ…引きずってんじゃないかと思って☆」 なに、こいつの笑顔…腹立つッ!!! 「馬鹿にしてんのかぁぁぁぁぁ!!!」 あたしは有弥を追いかけまわした。 でも、捕まえられない。 くっそ、逃げ足だけは早いんだから。 人数が少ないから、このクラスはすごい仲良い。 あたしはこんなクラスがすごい大好きなんだ。