「美味しい……っ」





チョコレートだ!!



大好物が目の前にあって

我慢するような人はいないだろう。




「ちょーだい!!」




「だーめ。太るよ?」




さっきと立場が逆転してるような…


って、そんなことより!!



「陽太ぁ~~~」


「しょうがないなぁ、

あと一個だけだよ?」



そう言って陽太は自分の口にくわえる。




「えぇーー!?ちょーだいよぉ~~」


涙が溜まってきた。


あれ?いつもより、涙もろい??



そんなこと今はどっちでもいいや。


それより…

「チョ~コ~~~」