「ありがとう。」
彼はニコッと笑い.
廊下を拭き始めた。

莉穂もドキドキする胸を
キュッと押さえ
また.掃除を始めた。



小さな小さな出会いが
こんなにも
大きな大きな物語になるなんて

莉穂はしるよしもなかった。