とあるマンションの一室に、 インターホンの音が響き渡る。 この、部屋の住人である青年 咲田カオルは警戒心もなく 玄関の扉を開けた。 「ちょっと遅れてわ」 「いいよ、気にすんなって」 咲田カオルは、笑顔で 訪れた客人を部屋に招き入れた。 「ビール買ってきたんだ、軽く飲もうぜ?」 客人からの手土産に 咲田カオルは快く了承し、 二人は明け方近くまで 弾む昔話に花を咲かせたー…