「~~~~ですから、本校は~・・・」

「ふぁ~・・・」

「おいっ、桃実。あくびをするな」

「ふぁーい。」

「おいおい・・・」

私、上井桃実はこの春、高校2年生になった。
私の同い年の幼なじみ、野々村千津も高校2年生になった。

だからって、何って訳じゃない。高1のときも千津とは同じクラスだったし・・・というか、この高校は、成績順でクラスが分けられる。一番いいクラスはA。一番悪いのがE。ちなみに、私たちはAクラス。自分ではそこまで出来てないと思うんだけどね~・・・。

「も・も・ちゃん♪退屈だね~・・・俺とさ、一緒に「お前、どんだけ桃実を誘えば気が済むんだよ」

千津・・・助かった。今、私に話しかけてきたのが、瑠羽斗(ルウト)。名字は・・・三村だったか・・・。ちなみに、千津の大親友らしい。ま、私もそこそこ仲いいんだけどね?

「~~~~ですので~~~私からは以上です。」

「はぁ~・・・やっと終わった。」

「桃さ、こういうの全く聞かないよな。」

「だって~・・・めんどくさいんだもん♪」

「なにがもん♪だ!!俺はお前を心配してだな「はいはい・・・もういいから、行こうよ」

そうして、私と千津と留羽斗は教室へ戻った。あ、留羽斗もAクラス!!







「・・・今回何人かBクラスから上がってきたものや、中にはC,Dクラスから上がってきたものもいる。いつまでも自分はAクラスだと思うなよ。特に!!!去年からAクラスの上井!野々村!三村!お前らはAでもトップだ。だからって気を抜くなよ」

「はぁーい」

「上井!なんだその返事は!!気を引き締めろ!!それでは、今日はこれで終了とする。以上。」

「起立!礼!」

・・・なんかの宗教だと思う。

なんでみんなこんなに頑張るんだろうか?
疑問。

てか・・・また千津と留羽斗と一緒だーー!!助かった。