完璧王子と俺様王子【短編】


ー海翔宅ー
ピンポーン
ガチャ

「まぁ、ギリギリだな。」

「疲れたっつの!」

「3分以内じゃなかったらどうなってたか…(笑)」

ゾクッ
本当にどうなってたか…この俺様!


この時、結衣が見ていたなんて…


「断わってくれてありがとうって、
断わるに決まってんじゃん。あんなのタイプじゃねぇし」

「そっか…でも、結衣諦めないって…」

「それがどうした。何回告白して来ても断わる」

「どうして?」

「それは…お前の事しか好きになれないから!」

チュッ!

一瞬だったけど、唇が重なった。
あぁ、こういうの本当弱い。