強がり男子

「いらないって」



 少し睨む。


「んだよ、こいつ!!」



 大きな声をだして頭の上からお酒をかけられた。




「ちょ!!??」

「おいしいでしょ~?」



 あり得ないよ……。




 べたべたする。





「秋吉…? ……秋吉!!」



 私の帰り道じゃない方から走ってきた人。





「……は…?」


 私は思わず口を開ける。




 なんで奴がここにいるの…?




 走ってきた奴は私の腕を取る。


 私にお酒をかけた人を一発殴って走った。