強がり男子

 *花side*


「ありがとーございましたー」



 リズムのいいお礼を言われてコンビニを出た。




「バター…コンビニの高いわ…」



 ブツブツ文句を言いながら来た道を戻る。




「あ……」




 あれ…この前の相談者の彼氏さんだ。




 周りには相変わらずな軍団。





 え…。




 相談者であるギャルの子も混じっている。




 あーあ…。




 何も見てない見てない。



 気付かれないように平然とした顔で横を通り過ぎる。