これはさすがに体育館が笑いの場になった。




 私は石頭なんだからぁ~!!!




 そう思って、試合に挑んだ。






 んー…さっきの頭売ったトコ痛いかも……。





 親指でぐりぐりしていると大きな声で呼ばれた。





「花!!!」

「へ?」




 後ろから呼ばれていたので後ろを振り返る。





 ―――――――バンッ…ゴンッ





「花!!」




 顔面にまたボールが当たって、後ろにあった壁に頭をぶつけた。





 立ち上がろうとしてもくらくらしてて無理だった。