強がり男子

 *花side*




 怜斗ってこんなのだった!?





 人前でキスしたり……。





 気が狂う。




 私ばっかり焦ってるみたいじゃない。




 怜斗は余裕な顔してる。





 私の足は面倒な時に余計なことを仕出かしてくれるようだ。




 バカ!


 と少し自分の足に八つ当たりをすると、酷い激痛。





「いった…」

「何やってんの(笑)今、自分で叩いただろ」

「早く治らないかなって思って」

「叩いて治るんだったら俺がいくらでも叩いてやるよ」




 そう言って鼻で笑った怜斗は公園から出て行く。