強がり男子

「な…ぁ」

「ん? 何?」



 30秒も立たないうちに話しかけられた私。



「は……は…はっ…」

「は?」

「やっぱ無理!!」




 
 えッ!?




 席を立って教室から勢いよく出て行った怜斗。




「え…」




 私は何も考えずに追った。





 何なのよー!!!





 どっちに行ったんだろう…?




 適当に角を曲がる。





 ―――――ドンっ




「うわ!」