「で、話って何?」


うわーっ。早速、話し方が変わってるんですけど?!


まぁいいや。私が話したいことは、ただ一つ。



「祐とあなたの写真の事・・あとカッターナイフの事だけど」




「ふふっ。どうだった?あの写真、なかなかキレイに撮れてるでしょ?」




「やっぱり・・アンタがやったのね・・・」




「ええ、そうよ。カッターナイフもね。」




「何であんな事するのよ?!もし・・祐が目的なら、私がそんな事させないから!!」




「ふーん。あんな写真見たのに・・まだこりてないんだ?・・そうよ、私の目的はアンタから祐を奪う事よ」




「やっぱり・・祐が狙いだったのね」




「そうよ。だから・・早く私に祐をちょうだい?今なら・・まだ許してあげてもいいけど?」





っ?! 何が『許してあげてもいいけど?』よ!!



ふざけんじゃないっつーの!!


「私だって、祐の事が好きなの!!それに・・祐を『もの』扱いしなでっ!!」




「『もの』扱い?笑わさないでよっ。それはアンタだって同じでしょ?結局・・自分の価値が上がるから、祐と付き合ってるんでしょ?」




「私は・・そんな理由で祐とつきあってるんじゃない!!好きだから・・大好きだから付き合ってるの!!アンタと一緒にしないでっ!!」




「・・今、祐と別れたら許してあげようと思ったのに。その気はなさそうね。もうどうなっても知らないから。  やっていいよっ!!」



峯岸さんの合図で、数人の男子が出てきた。隠れて見てたのかな・・?