なんかすんげー軽いな言い方が。 「え、じゃあ翔くんは葵の事知ってたし、あたしらの関係も知ってたって事?」 「んー、まぁそんなとこかな〜?」 あはは〜と呑気に笑う葵。 あんた掴めないないよ。 そして酷いぜ翔くん。 葵がいるって教えてくれてもよかったじゃないか。 「あ、着いたよ」 学校から歩いて登下校出来る距離にあるあたしの家。 いつの間にか家の前まで来ていて。 「家の前までありがとねー。葵んちどの辺なの?」