「あー、もう遅いから帰ろ。送ってくよ」 空はいつの間にかに闇に包まれていた。 「え、悪いからいいよ」 「駄目。凛に何かあったら俺冷静でいられなくなる」 それは、幼なじみだから? ただの友達なら、そんなこと言わないよね。 「ごめん、じゃあお言葉に甘えて」 「おぅ」 こうして横に並んで歩くのはいつぶりだろう。 「凛、彼氏いたりする…?」 「うぇ!?かっ、彼氏?いないよ…」 「ほんとに?」 「ほーんーと」 _