「こんなとこで何してんの？」

「えっ？ちょっとやらかしてね…」

あははーと笑ってみた。

「ふはっ…星野さんだよね？翔と同じクラスでしょ？だから時々星野さんの話してんだよね」

その瞬間あたしは固まった。

ま、まさかの翔くんと友達っ!?

気っまずーー!!!!


「そ、そうなんだ!!ねねっ、名前は？」


「俺は、矢島葵(やじまあおい)」

ふっと笑った。


あれ……？



「あおい…葵？」



「え？」



「あっ、いやなんでもない！よろしくね！」

「ん、よろしく」



あたしはこの時の出会いが、このあと起きる事に繋がっていたなんて、思ってもいなかった。





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