奏「中学の先輩」



渚「ってことは、なぎより
1個上ですね。初めまして
○×女子中学校の
神崎渚-かんざき なぎさ-です」



この見た目で明奈より年下か…



明「新垣明奈-あらがき みいな-
です。よろしくお願いします」



渚「ぴろ、しきは?」



奏「家じゃね?
てか、もうヤメろよ」



渚「何が?」



奏「その、あだ名で呼ぶのも
今さら、取り戻そうとすんのも」



少し笑ってから



ぷっくりした唇が動く



渚「杏にメールの返事してあげて
杏は何も悪くないから」



奏多を見つめていた



キラキラと光る細い瞳が



明奈を見つめて



渚「なぎ、なぎさん
って皆から呼ばれてるので
今度、話すことがあれば
そう呼んでください
ちなみに、杏-あんず-は
双子の妹なんです」



明「ぁ…うん」



渚「じゃあ、失礼します
ぴろ、ばいばい」