「本当にゴメンなさい。 後ろ向きで走っちゃって…」 明「そうながや…」 ゴミ袋をかわいこちゃんから 受け取って立ち去ろうとすると 「あの…!」 呼び止められた。 「姉のなんですけど… よかったら膝の怪我に 使ってください」 かわいこちゃんが 伸ばした手には チョッパーの絆創膏があった。 明「…ありがとっ」 小さく笑うと かわいこちゃんは 満面の笑顔をこっちに 向けてくれたのだ。 ゴミ捨て場所にゴミ袋を 入れて、また通り過ぎるとき 軽く会釈をしてくれたので 明奈も軽く会釈を返した。