携帯が鳴る。 通話ボタンを押した。 急いで涙は拭った。 奏『明奈さん?!』 明『ぅん』 奏『今すぐ中学に 来てくれませんか?!』 声だけでも慌ててる奏多。 明『どうかした?』 奏『3階まで 今すぐ来てください!』 明『でも…!』 鏡の自分を見る。 ちょんまげ前髪に ジャージ姿だ。 目は少し腫れてる。 蘭『つべこべ言わず さっさ来いってば!』 明『蘭恋…』