蘭「7ヵ月…続いた…
ウチ…幸せだった…
けど、喧嘩別れ…
したくなかった」



途切れ途切れの



蘭恋の言葉。



明「何で…
いつも、みたいに
相談せんがよ?!」



いつもそうやった。



里都くんと何かあると



蘭恋は誰よりも先に



明奈に話してくれた。



相談してくれた。



蘭「今の明奈に…恋の相談
するんは…明奈のコト
嫌いな人が…することやん」



瞳一杯に涙が溜まっていて



蘭恋の瞳の中は揺れていた。



明「馬鹿…」



明奈はそっと



蘭恋を抱きしめる。



蘭「ウチ…明奈が好きやから」



涙声なのが、耳元でわかった。