誘惑Baby



「陽平…」

「ん?」

自然に笑みが零れる。

「大好き…」

ぎゅうって、腕ごと抱きつかれる。


俺の胸にすりすりってする優子は…猫みたいだ。

「誘ってんのか、ばか」

「えっ?!」


さっきまでとは違い、無意識に誘っている自分に恥ずかしくなったのか、また顔を赤らめる。


「しょうがねえなあ」

にやっと口元をあげる。

「えっよっ陽平!?」


すっと、優子を抱き上げると寝室に向かう。


「陽平ー?!ちょっとっ!!」
「暴れんなよ」


ベッドにゆっくり下ろして押し倒す。


「どうしてほしい?」


髪を指で掬う。

ちゅっと髪にキスを落とす。

ふわっといい匂いが香った。


「ど、う…って…」



目を泳がせて焦っている様子が可愛い。



「ん?ゆってみ?」


わざと、攻め続けてやる。

俺は、結構Sっ気があるらしい(笑)